40歳で早期退職。実は、お堅い仕事というのは、公務員でした。
退職後は、公的な手続き等、しなければならないことが結構ありました。
私の場合は、夫がもともとサラリーマンをしていて、もっと早くにサラリーマン退職を経験していたので、いろいろとアドバイスをもらって動くことができましたが、基本的には、誰からも(会社側からも)あまり教えてもらえないので、自分で調べていろいろするしかないんだなぁというのが実感です。
今回は、健康保険の手続きについて、紹介したいと思います!
健康保険証の分類
私たちは、病院に行って診察や治療を受けたら、保険証を提示しますよね。
それが、健康保険証。身分証明のツールにもなったりしますが、
保険証があるから、実質の医療費の3割負担の支払いでOKになります。
それは、私たちが必ず、なんらかの健康保険に加入しているからです。
健康保険には種類があって、大きく分けて以下の3つがあります。
- 健康保険(民間企業の人とその家族が加入するもの)
- 共済組合(公務員とその家族が加入するもの)
- 国民健康保険(民間企業・公務員以外の人が加入するもの)
※参考:保険マンモス 健康保険について教えてください https://hoken-mammoth.com/leads/health-ins-system/
かんたんに言うと、こんな感じ。
医療費が3割ですが、保険に加入しているので、保険料は支払わないといけません。
健康保険や共済組合は、勤め先の給料から天引きされます。
また、会社(職場)が半分負担してくれています。
国民健康保険は、通知書が届いて、その金額を年間4期に分けて支払う、または一括で1年分を支払います。
私の場合、公務員ですから、共済組合というのに加入していました。
公務員じゃなくなったら、もちろん、共済組合の加入もなくなりますから、保険証も切り替えないといけなくなります。
方法は2つありました。
1.国民健康保険に切り替える
2.共済組合の任意継続(2年間のみ)の手続きをする
です。
結論、2の任意継続をすることにしたのですが、その成り行き・2を選んだほうが良い理由を説明していきます。
共済組合の任意継続にした理由
市役所に、健康保険への切り替えについて電話をかけました。
電話を受けてくれた担当のYさんがとても分かりやすく、丁寧に説明をしてくれました。
前述したとおり、退職直後の切り替え方法は2種類。
①国民健康保険に切り替え
②任意継続というかたちで、共済組合を続ける(ただし最大2年間)
でした。
この2つの方法について、今年度の支払うべき納付額をYさんが試算してくれました。
今年度の健康保険料(税)は、前年度の収入によって決まります。
となると、私は昨年までは仕事してたので、かかる金額は、結構多いです。
また、公務員だった場合は半分を勤め先が負担するので、退職したらその半分も自分で負担することになります。
任意継続をすると、
任意継続組合員の標準報酬月額(※)×掛金率
で支払います。
※以下のうち、低い額で計算
- 退職時の標準報酬月額
- 共済組合の全組合員の前年度9月30日における平均標準報酬月額
それを比較すると、任意継続のほうがお安くなることが判明。
任意継続は、2年間ですが、縛りがあるわけではなく、1年間だけでもオッケーだそうなので、来年の支払いは、今年の収入で計算してみて決めても良さそうです。
というわけで、
任意継続に決定。
申し込み書類をダウンロードし、共済組合に提出して申請しました。
扶養について
在職中に、娘が生まれたので、扶養にいれました。
ここで言う扶養は、「健康保険上の扶養」です。
「扶養」は所得税上の扶養など別の制度でも用いられるので、ごっちゃになりやすいようです。
任意継続する際は、自分の継続申請をすると、そのまま自動的に娘の保険証も継続されるとのことでした。
申請後に届いた書類
申請後に、任意継続手続き完了のお知らせと共に、振り込みの用紙が届きました。
1年分一括だったので、まあまあ驚く額。
銀行窓口で直接支払うと手数料かからないとのことなので、銀行まで行きました。
それから、1~2週間して、私と娘の保険証が郵送されてきました。
しおりの冊子も同封されていました。
無事、任意継続完了。
退職されたら、できるだけお早めの手続きが良いかと思います!
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