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自分の短所を克服するまでの道のりと付き合い方

「考えすぎ」から見えたこと
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誰にでも長所と短所があります。

その中でも、これが最大の短所だ!と思える部分、

あなたにはありますか?

また、自分の短所に気づけているでしょうか?

筆者は、「考えすぎること」と「完璧主義」でした。

この特性をもっていたために、どれだけ生き辛かったことか。

でも、今はそれが自分の長所に思えるようになったんです。

短所と長所は紙一重。でも、発想を転換するのってめちゃくちゃ時間がかかります。

今回は、その転換の参考になればと思い、書いています。

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短所の特徴を知る

筆者の短所の2大巨頭は「考え過ぎ」と「完璧主義」でした。

今でも、この2つは常に現れてきます。

ただ、それを今は「これが自分なんだ」と理解し、ある程度受け入れて付き合えるようになりました。

まずは、自分の短所に気づき、それの何が良くないのか?を考えてみます。

ここでは、筆者の短所の特徴について簡単に解説します。

「考え過ぎ」について

「考え過ぎ」というのは、物事を何でも深く考えてしまう、複雑に考えてしまう、ということです。

起きる出来事に、いちいち枝葉をつけて考えて、良いことならともかく、悪いことまで深く考え出すと、どうしようもなく心が疲弊していきます。

これは、データをとったわけではありませんが、考え過ぎる人より、あまり深く考えずに行動する人のほうが前向きだったり、成功に近い傾向にあるのではないかと思うのです。

それはもう至極当然で。

考え過ぎる性格だと、なかなか行動に移れない、身動きが取れなくなってしまうことが多々あるから、遠回りしてしまうことが多いのです。

何か新しいことにチャレンジしようと思っても、

「失敗したらどうしよう」「周りの目が気になる」等々。

悪い想像をしたらテキメンです。筆者の場合は、妄想に妄想を重ね、一人で勝手に怖くなって身動きが取れなくなることが日常茶飯事でした。

楽天的なほうが、生きやすいに決まってます。

完璧主義について

完璧主義は、筆者は昔は良い意味での言葉だと思っていたのですが、実はそうでもなかったようで。

すべてのことにおいて、完璧に物事をこなすなんて、できるわけないのに、完璧にできないと自分を攻めてしまうのが完璧主義者。

自己肯定感というのが、もうダダ下がりなわけです。

臨機応変な頭の切り替えもきかず、できない自分に絶望してしまう。

これは、良い人とか優秀な人に見られたい等、人目を気にしてしまう原因にもなり、自分というものがなくなっていく怖さもあります。

完璧主義にももちろん良い面はありますが、追い求めるときりがないので、どこかで折り合いをつける必要があるのがこの主義なのです。

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ゆっくりと階段を登るように転換していく

では、どのようにしてこの大きな短所を受け入れ、うまく付き合う方法を見つけたのかを解説していきます。

何か1つのきっかけですぐに切り替えられたわけではありません。

一つ一つ、階段を登るようにステップアップした感じです。

段階を踏んで説明していきます。

①悩みの底で自分の欠点に直面する

まずは、それぞれの短所で悩みまくったことがある方は、悩むだけ悩んでどん底の気分を味わった経験があるのではないでしょうか。

自身の短所によって、物事がうまく進まないことに気づいたとき、本当に落ち込みますが、それに気付けた時点が、上昇していくスタート地点になります。

筆者のような考え過ぎる人間が一番辛いのは、悪い方向に思考が深まったときです。

それで鬱になったり、不安症になる人もいるんじゃないかと思います。

筆者も、例外なくそのような状況に陥りました。悩んで悩んで、
その底にいきつくと、自分はもう消えてなくなってしまいたいと
考えるようになりました。

そこまでいくと、思考は停止し、ただ「消えたい」という言葉だけが
頭の中に繰り返し響いていくのです。

筆者自身の今のところの人生の底を経験したとき、実際に消えようと
行動に移しましたができませんでした。

自ら消えるなんてこと、現実にしようと思ったら怖くて怖くて仕方なかった
のです。そこで初めて、「あ、自分はまだ、生きていたいんだな」という
自覚を持ちました。

それが、底の部分から1ミクロンだけ上昇したきっかけだったかもしれません。

どうしようもなくなったとき、
自暴自棄になりそうになったとき、
本当に消えようと思ったとき、

自分の短所や心の状況に、気づくことはとても大切です。

自暴自棄でむちゃくちゃしてても、今、生きているなら、
それはあなたがこれからも生きていたいと思っている証拠なのです。

②自分を休ませる

自分の最大の短所に気づき、愕然とした後は、

いったん、自分自身を休ませてあげることも必要です。

悩み疲れを癒やすのです。


仕事や家のこと、友人関係などなど自分自身を疲れさせているものから一度離れてみる。

環境を変えられるのなら変える。

筆者の場合は、精神病院に入院することでした。

仕事を病休し、約3か月、入院しました。そこでの経験は筆者にとっては苦痛でしかなくて、監獄のようでした。

それでも、その暇すぎで全然過ぎない時間の中で、自分自身を見つめることができたのです。

自分が何をしたいのか、

何をしたくないのか

それを休んでる暇な時間でハッキリさせていくのです。

③やること、やめることを整理する

自分自身を見つめ、何が好きで、何が嫌なのかある程度見えてきたら、次は筆者は以下のようなことをしました。

1.他人と自分を比較をやめる

2.やりたくないことは極力避ける

3.自分の趣味を休日に徹底的にする

1.他人と自分を比較することをやめる

完璧主義の人間にとって、大きな障害となるのがこの「他人との比較」。

自分ができないことを他の人ができていると、自分は駄目な人間に思えてツラくなるのです。

でも、本来気にするべきなのは、他人との技量の差ではありません。

勤めてる期間も違うし、経験も、得意不得意も違う相手と、同じ土俵に立つということ自体、無理があるのです。

価値観も、技量もそれぞれ違う者同士が、会社であれば組織に存在して回っているのです。

その職に合わなければ、淘汰され、もし、首を切られていないのなら、それはその人に何かしらの役割があって存在しているのです。

できること、できないことは、それぞれでカバーし合えば良いだけのことです。

自分は自分で、着実に仕事を覚え、与えられた仕事をこなし、慣れてきたらアレンジしたり、周りと相談したりして、試行錯誤していけば良いのです。

2、やりたくないことは極力避ける

今、自分自身の短所に苦しんでいる人は、一度体を休めた後に心がけてほしいのが「やりたくないことは避ける」です。

もちろん、生きていく上で最低限、嫌なことをしなくてはならない場面は出てくるかもしれません。

避けられないことは頑張ってやるにしても、今まで避けられたのに無理してやってた嫌なことは思い切って止めましょう。

行きたくもない飲み会に参加することや、職場の先輩にムダにヘコヘコすること等など、べつに避けても死なないことは止めてみるのです。

多少の不安は伴うものの、やってみると大した影響がないことが多いです。

3.趣味を休日などに徹底的にする

休みの日や、空いた時間には自分の好きなことを徹底的にしましょう。

ありきたりな話ですが、やっぱりこれは効果があります。

没頭することで、

④本心を打ち明けられる相手と話をする

もし、あなたに本心を打ち明けられる友人やパートナーがいたら、その人に、自分の短所について話してみましょう。

ある程度、冷静に自分を分析できてからで良いです。

相手は、血の繋がった家族でも、他人でも構いません。

自分以外の誰かは、必ず自分という人間とは違った視点、感性を持っています。

そういう人と一緒に、自分という人間について語り合うことで、新たな視点をもらうことができます。

ただしこの相手は、信頼できる人、安心安全な相手に限ります。

もし、今のところそのような相手がいない場合は、心理学等、メンタルヘルスの専門家に話をするのが良いかもしれません。

⑤もう一度、自分の短所と対峙する

この段階を踏んだ上で、もう一度自分自身の短所を見つめてみます。

すると、少し視点が変わっているのに気づきます。

筆者のような考え過ぎの人間は、落ち込みやすいからダメなのではなく、

  • 人の気持ちを考えることができる
  • 細やかな気配りができる
  • 細かい分析・考察ができる能力を持っていて物書きや研究者に向いている。 

このように、考え過ぎの人が得意なことが見えてきます。

そして、マイナス方面に思考が傾いて止まらないとき、一度立ち止まって、

「これは現実に起こっていることだろうか?まだ何も起きてない嫌なことを考えるのは止めよう」

と冷静になることが対処法です。

完璧主義についても同じ。

完璧主義は、よく言えば上昇志向があるということです。

その上で、また他人と比較したり失敗をくよくよしたりと完璧主義の悪い部分が出てきたときは、

「全部完璧にこなさなくていい。完璧な人間なんてありえない。」

そう自分に言い聞かせるようにします。

このように、短所を長所に転換する観点の変換と、自分への励まし、言い聞かせでマイナスのループから抜け出すようになりました。

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ゆるやかに自分を認められるように

自身の短所を、すぐに長所に転換することは正直困難なことです。

なので、まずは短所とどう共生していくか?を考えていくと良いかもしれません。

そこからゆっくりと、自分を癒やしながら、自分自身と向き合う時間を重ねていくことが大切です。

この記事が少しでもお役に立てると幸いです!

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