「子供がいない大人は自己中。よくも悪くも、自分が一番優先。」
この言葉、どう思いますか?
子供がいると、子供中心の生活になるから、自分以外のことを考えたり、優先できたりする。
でも、子供が居ないと、自分しか居ないから、当然ながら自分が一番、優先になる。
本当にそうでしょうか?
筆者は甚だ疑問に感じます。
それは個人の見解と言われればそれまでなのですが、もしそう思う人がいるなら読んでいただきたいのです。
子供の有無と「自己中」の関係性
子供がいる大人といない大人とでは、確かに違いはあります。
様々な側面から違いを見付けることは出来ますが、
「どっちが自己中か?」
という議論が果たして成立するか?と考えると、いやいやそれは違うだろ、と強く感じるのです。
独身時代と結婚生活時代
筆者は、独身時代が長く、そして今は子供が1人います。
筆者自身のことで言うと、昔から遠慮がち、人に嫌われたくない性格だったゆえに、自分を優先することは少なかったです。
もちろん、自身の欲望もありましたから、それを抑圧してしまい、ストレスのある子供時代、独身時代だったと記憶しています。
とはいえ、親離れして一人暮らししたときは、好きなように過ごしていたことも確か。
人に迷惑をかけない範囲で、好きなことはしていましたが、それが自己中心的な行動だったとは思いません。
結婚して、子供ができたら、確かに譲らなければならない事柄は増えます。
ただ、だからと言って、家族優先で物事を考えるようになったか?は疑問。
筆者に関しては、自己中心的な度合いがあるとすれば、それはほぼ変化は無いように思います。
接してきた周りの独り身と子持ち
他人がどうか?の多数のデータを取ったわけではありませんが、
今まで接してきた人の中で、子供がいるから他を優先できる、とか、
独身だから自己中、という分け方は、ほぼ出来ないと感じています。
子供がいようが、自己中、自分優先の人は、います。その反対も然り。
独身だって、人を優先できる人はたくさんいます。
よく考えてみたら、結婚してない子供や学生は、皆、自分優先で動いているでしょうか?
そんなことないです。
良い悪いの区別ではない「人」のタイプ
世の中には、当然ながらいろんな人がいます。
そして、自己中心的な人も、他人優先の人も、善悪の区別はありません。
どちらも良い側面、悪い側面を持ち合わせているからです。
そして、どちらのタイプが独身にあてはまる、子持ちにあてはまる、なんてことは無いのです。
環境要因で、自分以外を優先せざるを得ないことはあります。
かといって、その環境の外に出たとき、同じように他を優先することは無いかもしれない。
人によっても違うし、環境等によっても、同じ人物の中でも自己中度合いは変化します。
子供がいても、たまには自己中心的に動いたって良いときはあります。
独身でも、誰かを優先しなければならない状況はあります。
あー、すっきりした
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