さまざまな出来事が絶えない世界情勢の中で、オリンピックやパラリンピックなどの世界大会が行われた昨今。
アスリートの人たちは、複雑な心境だったと思います。
それでも、競技に向き合う気持ちはいつも、ひたむきで、真剣そのもの。
その向き合い方には、学ぶものが多くあります。
あなたは何かスポーツをしていますか?
大会、試合で緊張して、普段の力を出せなかった・・・
そんな悔しい思いをしたことはありますか?
今回は、そんな方達に向けて、
大会、試合で、練習どおりの力を発揮できるメンタル術を紹介します!
学生さん、社会人の方ももちろん、参考にしていただけると幸いです。
どのスポーツにも共通する試合での心構えとは
学生なら部活動、社会人は、地域のチームやクラブ、習い事等でスポーツされてる方も多いでしょう。
かくいう私も、小学校3年生から大学4年、そして社会人になってから8年のブレイクを経てからの約10年間、同じスポーツに打ち込んできました。
どのスポーツにも、おそらく試合、大会がありますよね。
そこで普段の力を出せるかどうか?が結果を大きく左右します。
これは、チームプレイも個人プレイも同じこと。
まず、大枠の心構えとしては、
「負けたらどうしよう?」は考えない
これが大事。
これは、多くの人が陥る試合での心理。
負けたらどうなるかって?
どうにもならないです。
もちろん、オリンピック選手などのアスリートの人たちや、プロ選手は、それでご飯を食べていたり、そのスポーツそのものに命をかけている人もいます。
肉体の老化なんかも、現役選手には関係してくるかもしれません。
しかし、試合をするその瞬間に、そんな上級のアスリート達は、負けることなど毛頭考えていないのです。
考えたら、負けるからです。
それに実際のところ、スポーツの試合で負けたからと言って、命まで取られるわけではありません。
負けることで、誰かに嫌われる?
ダメ人間のレッテルを貼られる?
どちらもNo(ノー)ですよね。
それは、プロでもアマチュアでも一緒です。
そもそも、「負けたら・・・」と考えている時点で、負けることを想定してしまっていますよね。
試合は、自分の練習、努力の成果を発揮するための場所が試合の場なのです。
勝ち負けは、最終的な結果です。
試合の最中は、その一瞬一瞬、自分がやってきたことを発揮するだけ。
スポーツは、実力と少しの運の世界ですから、勝つ人がいれば負ける人がいます。
経験歴や、場数、実力差、努力の差、メンタルの強さなど、これらを総合して上回ったほうの勝ちです。
スポーツという世界の中だけで勝負が決まるだけで、それで人の優劣は決まるわけではありません。
このことを念頭に置いてもなお、緊張してしまう、手が震えるなどの場合は、どうすれば良いのか?
いくつか方法を紹介します。
どうしても試合前、最中に緊張してしまうなら
本当は、その緊張を楽しむことができたらベストです。
「あ、今緊張してるな~自分」
と、自分を俯瞰で見て、その姿すらも滑稽だと笑えるぐらいが良いのです。
が、
なかなかそんなことできませんよね。
なるべくその気持ちの状態へ持っていくには
- 戦術を考えることに意識を集中させる
- ちょっと他のことを考える
- 丹田(おへそより指3、4本分下)に意識を持っていく
これらがおすすめ。
戦術を考えることに意識を集中させる
緊張状態で、身体が思うように動かないときの頭の中は、前述したように
「負けたらどうしよう」
という、とても抽象的な考えに支配されています。
これは、試合の最中に考えることではないので、この気持ちが浮かんできたら、
とりあえず、
例えば
「最初のサーブはこういうふうに出そう」
とか、
「足の位置を少し右にずらそう」とか
「パスのタイミングをあと数秒ずらしてみよう」とか
(何のスポーツかよくわかりませんが😅)
とにかく具体的な技術面に気持ちを向けるのです。
点数差や、評価点などを気にする前に、考えるべきことは、自分が試合の最中、具体的に何をどうするか?です。
ちょっと他のことを考えてみる
緊張状態から抜け出すために、全然違うことを考えるのもひとつの方法です。
手が震えたり、変な汗が出てきたら、
「今日の夕飯何かな~」
と、あえて考えてみる。
「試合が終わったら、焼き肉食いに行こかな」
とか、楽しみなことが良いですね。
(今はコロナで焼き肉食べにとか、簡単には思えないけど💧)
まぁどんなことでも良いので、一瞬全く関係ないことを考える。
そうすると、緊張に囚われていた心が、解放されます。
そうなったら、すかさず1つ目の戦術モードに入りましょう。
丹田に意識を持っていく
丹田とは、おへそから指3、4本分下にあるツボで、
心の落ち着き、安定、精神集中などに関わる重要な場所です。
ヨガの呼吸法なんかにも使われています。
難しいことは置いておいて、お腹の下ら辺に意識を持っていって、深呼吸をする感じです。
試合前や、合間にすると心を落ち着けることができますよ。
根拠のない自信で試合を楽しもう
「根拠のない自信」
は、一見、傲りやうぬぼれに感じるかもしれませんが、試合を楽しむ意味では結構大事なことだったりします。
学生さんなんかは、もう後が無くて、その瞬間が全てだと感じてスポーツに賭けている人もいるでしょう。
そうなると、余計に負けられないとプレッシャーになるかもしれません。
でもそうなると、試合が楽しめなくなり、普段の練習の成果の半分も出せなくなる可能性があるのです。
そこで、
格上だったとしても、
「私ならイケる!優勝候補にも良い勝負できるかも?ひょっとしたら勝つかも?」
という、根拠も何もない自信を心底信じて戦うと、あら不思議。
試合が楽しくなります。
楽しくなると、リラックスして普段の実力が出せるようになります。
負けたら全てが終わりではないのです。
負ける経験も、人生の中で、必ず有益な経験として生きるのです。
負けたとしても、思い切り自分の力を出しきれたら、それは清々しい負けになり得ます。(もちろん悔しいけどね。)
自分を信じよう
試合する前や試合中、
負けるんじゃないか?
って不安は、自分を信じられていないから怒ります。
自分を信じて、チーム戦なら仲間も信じて、
根拠なんかいらない。自信満々で、試合を楽しんでみてください。
具体的な方法も試してみてくださいね。
なかなか難しい方にはコメントいただければご相談に乗ります(^ー^)
なーんて💧
コメント