※この記事は、2022年12月30日公開の映画「Mr.Children 30th anniversary Gift for you」のネタバレが一部内容に含まれています。
2022年は、Mr.Children30周年イヤーだった。
5/21京セラドーム、6/19ヤンマースタジアム長居でのLIVEに加え、12/30公開の映画「Mr.Children GIFT for you」を通して、Mr.Childrenから最高のGIFTをもらった。
ここで綴ることは、これを読んでくれた人にも何かしら幸せな気持ちになれるメッセージになるかもしれない。
Mr.Children30周年からもらった幸せのGIFTは、大きく3点。
☆音楽というものが、多くの人たちの人生にとても近い距離で寄り添っていることを知った
☆やっぱり人間には、熱くなる心、温かい血が流れてることを思いしった
☆自分は自分のままで良いことを、改めて再認識できた。
このことについて詳しく話したいと思う。
また、改めてMr.Childrenの歌の詞の素晴らしさについて語りたい。
人々に寄り添う音楽
Mr.Children30周年の映画「GIFT for you」を公開日に観に行った。
この映画を観ると、Mr.Childrenの歌がいかにファンの人達の日常や人生に密接であるかが伝わる。
筆者もまた紛れもなく、Mr.Childrenの音楽は人生のバイブルであり、そしてまた日常にとても身近に存在するものである。
その理由は、彼らの音楽が、ファンの人間性にとても近い目線で歌詞を描いているからではないかと感じる。
私達が普段思い悩み、考え、感じることを、素敵なメロディにその歌詞を乗せている。
それは、ただの綺麗事だけではなく、人間としての汚い部分や怠惰な部分も含めて描かれている。
しかしただそれに絶望、悲嘆するだけでなく、そんな人間でも、そんな世の中でも一筋の光はあるよね、と期待を持たせてくれる歌が多い。
高度な比喩というよりも、目の前に景色がすぐに浮かぶような歌詞が、身近に存在できる所以ではないだろうか。
Mr.Childrenだけではなく、音楽は、私達人間の身近に存在するものだ。
確かに戦争中だったり、命がかかっているような大変な状況に陥っているとき、音楽は必要不可欠なものではないかもしれない。
平和な上で成り立つ文化的なものの一つであることは確かだ。
しかし、
どんな時代にも、音楽は存在し、人々はそれと共に日常を送ってきたのも、確かなことなのだと思う。
人が持つ熱い心を認めざるを得ない
Mr.Childrenのライブで痛感させられたことがある。
それが、人間のもつ熱い心。
普段どんなに冷静を装ったり、どんなに冷めた目線で物事を見たりしていても
やっぱり、人間の心に熱いものがほとばしっていることは否定できないなと彼らの音楽を通して感じる。
誰しもの心に、熱い何かが必ずと言っていいほどあるのではないだろうか。
胸が熱くなる…、なんというか身体中の血液が、細胞が踊るような、そして、実態のない「心」というものが、突き動かされる瞬間があることは、確かだと感じる。
この感覚だって、言ってしまえば脳内から出る分泌物の影響でしかないと理解はできる。
それでも、その物理的な現象と、
それを感じとる本人の思考や言語能力などが相まって、身体が元気になったり、気持ちが穏やかになれたりするのも現実なのだ。
この一連の様を、目に見えない熱きものと例えてもおかしくはない。
「自分は自分のままでいい」と、改めて感じさせてくれた
Mr.Childrenの30周年で聴いた歌の中で、改めて思わされたこと。
それが、
「私は私でいい」
ということ。
今までにも、たくさんの自己啓発や、お悩み相談や、スピリチュアルでも、
ありのままの自分でいいと、散々目にしてきたはずなのに、どこかでなんとなく筆者自身の中でストンと落ちていない気がしていた。
Mr.Childrenの映画を観ていたとき流れた歌の中で、
改めて、自分のままでいいと思わせてくれた曲を挙げてみよう。
終わりなき旅
これは、言わずと知れたMr.Childrenの名曲。
何百回ときっと聴いてきた曲である。
30周年目の2022年に聴いたとき、改めて強く感じた歌詞がこの2ヵ所
誰と話しても 誰かと過ごしても
寂しさはつのるけど
どこかに自分を必要としてる人がいる
作詞作曲 KAZUTOSHI SAKURAI「終わりなき旅」
ライブでは、『どこかに自分を必要としてる…の部分が、「あなたを必要としてる」 に歌詞を変えてくれることが多くてうれしい。
この部分から、後半の歌詞へ繋がる。
時代は混乱し続け その代償を探す
人はつじつまを合わすように型にはまってく
誰の真似もすんな 君は君でいい
生きるためのレシピなんて無い
無いさ
作詞作曲 KAZUTOSHI SAKURAI「終わりなき旅」
この部分も、ミスチルファンにはあまりにも有名すぎる歌詞だとは思う。
しかし、2番のはじめの歌詞からの繋がりで聴いていくと、今までになく鮮烈に突き刺さるメッセージを感じたのだ。
私達はどんなに人と一緒にいても孤独感を感じることが多々あって、
所詮は一人なんだと思い知らされることがある。
だから、できるだけその孤独感に気づかないように、周りの人とうまく調和して生きようとする。
それ自体は悪いことでは無いけれど、時に人間関係の疲労感に繋がることもある。
でも、そんなのしなくたって、ただ、素のままの自分であったって、あなたが必要だと求めてくれる人は必ず存在する。
それは、直接的ではなくとも、間接的に巡りめぐってという形であっても、
あなたという存在が無ければ、私は成り立たないという関係性が、この人間界で、いや、生きとし生けるものの世界であるということに気づかせてくれる。
そのままで必要とされている自分(あなた)なんだから、誰かの真似をしなくてもいい、生きることにマニュアルなんて無いと伝えてくれる。
自分が思ったように、自分の判断で進め!と背中を押されているような気がした。
Any
この曲も、有名なシングル曲。
何度も聴いて、元気をもらった。
この曲の歌詞も、改めて30周年の時に聴いてしびれた。
今僕のいる場所が 望んだものと違っても 間違いじゃない きっと答えは一つじゃない
「愛してる」と君が言う 口先だけだとしても たまらなく嬉しくなるから それもまた僕にとって真実
作詞作曲:KAZUTOSHI SAKURAI「Any」
この歌詞でも、「君は君でいいんだよ」と言ってもらえている気がしたのだ。
相手が伝えてくれた「愛してる」という言葉。
例えこれが、口先だけの言葉だとしても、言われた本人は、とても嬉しい。
この気持ちは、嘘偽りの無い事実。
となると、もはやこの歌詞に出てくる「君」が言う「愛してる」は、僕にとっては真実となる。
つまり、
相手がどういう気持ち?というのは、実は二の次で、自分がどう感じるか?が大切なのだということに気付かせてくれる。
今の自分の素直な気持ちを大事にしてあげること、尊重してあげること。
それで良いのだし、それが大切なのだと言ってもらえた気がした。
Mr.Childrenがそばにいる幸せ
Mr.Childrenのファンで良かったと、これほどまでに強く感じたのは初めてだったかもしれない。
もちろん、中学生のころからずっと大好きなアーティストだったが、はじめはミーハーな(死語?)感覚だったと思う。
大人になるにつれて、Mr.Childrenの歌の歌詞に心を掴まれ、勇気や元気を貰ったり、慰めてもらったりした。
ただただひたすらに、彼らの音楽に寄り添ってもらったことも多々ある。
この30周年を迎えて、Mr.Childrenの4人も、ファンの存在がなくてはならないもので、感謝してくれているというメッセージを受け取った時、感じたことがある。
もしかして、私に何か生まれてきた意味があるのだとしたら、彼らのファンになるためだったのではないか、と。
彼らの音楽に触れ、人としての幸福や成長を知り、音楽の素晴らしさをまた後世に伝えていくための、筆者の命なんじゃないかと…
大袈裟な、夢見がちな考えかもしれない。
ただ、筆者自身がそう思えたなら、それこそAnyの歌詞みたいに、それが真実になり得るのかもしれない。
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