Mr.Childrenの曲の歌詞、素敵ですよね。
Mr.Childrenの曲の歌詞は、ストレートな表現もあれば、ちょっとひねった、抽象的な表現もあります。
直接的な表現も、すごく共感できて心に響くんですが、
抽象的な表現の素晴らしさがすごいんです!!!
その意味が分かったとき、鳥肌ものです。
今回は、
めちゃくちゃ素晴らしい抽象表現
について、考察していきます!
映画「君の膵臓を食べたい」主題歌:himawari
2017年リリースシングル
映画「君の膵臓を食べたい」の主題歌となった曲。
私はこの映画を観ていないのですが、この映画は、主人公の男の子が生死に関わる病を持つ女の子と、深い心の交流をする物語。
タイトルが強烈なごとく、内容も強い印象のあるものになっています。
映画の女の子も亡くなってしまうのですが、その子を見る主人公目線の歌詞のようです。
優しさの死に化粧で笑っているようにみせてる
作詞作曲:櫻井和寿 「himawari」
これは、女の子が亡くなる前のことなのか、亡くなった後なのか、いろいろ調べたら両方の見解がありました。
私は映画を観ていないし、どっちなのか、事実は分かりません。
ただ、この歌詞の「死」に関わるテーマでありながら、こんなにも美しい表現が出来るものなのだな、と感動してしまいました。
それは単に死を美化しているわけではなく、死にゆく彼女を強く想うがゆえの表現に見えます。
死に化粧。
私も実際に見たことがありますが、それを「優しさの死に化粧」と表現するのが、なんとも言えず、衝撃的なくらいのフレーズでした。
NTT東日本CMソング:365日
君に触れたい 心にキスしたい 昨日よりも深い場所で君と出会いたい
作詞作曲:桜井和寿 「365日」
愛する人への最大のメッセージ。
もっと深く、もっと心から繋がっていたい。という想いを、こんなふうに表現できるのですね。
胸が締め付けられるくらい「わかるなぁ!」という歌詞です。
この曲に出会った当時、私は熱烈な恋をしていたので、この歌詞がビンビンに響きました。
当時の恋が、浅はかなものだったか、深いものだったか、は関係なく、
この歌詞に、心動かされたのは間違いありません。
刺激的な1曲:「隔たり」
アルバム「I ❤️ YOU」収録の「隔たり」。
これはかなり大人な歌詞です。
避妊を拒否する彼女のことが歌われています。
主人公である彼は、彼女の心に秘めた想い、覚悟に一瞬恐怖すら覚えます。
一瞬怯んだのかもしれない。
でも彼は、それに応じるのでした。
2番のサビ部分。
君は美しきスパイダー羽虫が僕
あえて飛び込んで行くんだ
あぁ・・・
作詞作曲:桜井和寿 「隔たり」
この歌詞にも、いろんな解釈がありますが、
私はこの歌詞を精神的なものではなく、物理的な感覚と捉えています。
避妊を断った彼女との交わりを表現している。
美しきスパイダーが張り巡らす蜘蛛の巣に、羽虫である僕が飛び込む。
絡み付く様子を、「あぁ」で表しているような。
あくまでも、個人的な見解です!
今回はここまで!
また、歌詞分析します
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