筆者の体験談による気付きのお話です。幸せについて考える記事です。心豊かに生きるヒントになれば幸いです。
自分にとって大切な人を
笑顔にしたい、幸せにしたい
そんなふうに思って、何か行動したこと、
ありますか?
この相手を想う心は、とてもとても尊いものです。
あなたは誰かを幸せにしたいと思ったことはありますか?
夫、妻、子供、恋人、友達…
など
あなたにとって大切な人は、
できればいつも笑顔でいてほしい。
そんなふうに考える人は多いと思います。
辛い想いをしていたり、苦しんでいるときは、
「助けたい」「救いたい」
と思うことでしょう。
それは、相手への愛がそういう気持ちにさせているのだと思います。
しかし、
あなたがそういう気持ちで、相手に働きかけたとしても、
必ずしも相手が幸せになるとは限らないのです。
それはなぜなのでしょうか?
そしてそんなときは、どうすれば良いのでしょうか?
人を幸せにすることが困難な理由
どんなに大切な人も自分以外の人間。当然ですが相手は自分自身ではないのです。
幸せと感じるかどうかを決めるのは、当人にしかできないこと。
そう考えたら、相手を幸せにしようと思ってどんなに懸命に手を尽くしても、必ずしも相手が幸せと感じるとは言い切れないのです。
ですから、相手を幸せにすることって、不可能ではないにしても、とても難しいことのように思えてきます。
となると、相手を幸せにしようと頑張ることは、無駄な努力なのか?と感じてしまうかもしれませんね。
でも、それはちがいます。決して無駄なことではありません。
相手の幸せをただただ、願い続ける
相手の幸せを願うのを止めろというわけではなく、
むしろ、
止めないで願い続けることが大切なのです。
「幸せになって欲しくて、こんなに尽くしているのに、なんで幸せじゃないの?」
こんなふうに思うのは、相手に見返りを求めていることになります。
大切な誰かを幸せにしたいと思ったときは、持っておくと良い心構えがあります。
それは、
相手のためにする言動が、必ずしも相手を幸せにできるわけではないと知っておくこと。
そのうえで、相手の幸せを願い続けるのです。
自分が相手の幸せを願うことは、自分自身の行いですから100%実行できるはずです。
あとは、その願いを込めた相手に対する言動が、10%でも1%でも、相手自身が幸せに気付くヒントになれば良いのです。
不遇な現実に苛まれているうちは、悲しみや憎しみに心が向いていきがちです。
そんな相手にできることは、少しでも違う方向に気持ちを向けさせるような言葉がけ、接し方をすることです。
そこから先は、相手の判断に委ねるしかありません。
ただ、
相手を想った働きかけがあるかないかで、相手が自分の幸せに気付ける可能性は、ほんの僅かかもしれませんが
確実に増えるはず。
会えない相手の幸せのために、まず相手を信じる
大切な人の中には、普段会えない人もいるでしょう。
遠方の友達や家族など。
その人達の幸せを願うときは、電話やメール、LINEなどの手段による言葉がけが中心となると思います。
相手の幸せを願った言葉がけが、相手の心に響くかどうかは、しょっちゅう顔を合わせる相手より分かりづらいことが多いです。
メールやLINEの返信がないと、
「嫌われちゃったのかな?」
「何かあったのかな?」
と不安になることもあるでしょう。
しかし
この不安に感じている時間は、無駄な時間だということを理解しておきましょう。
ただ、心配や不安になる自分の感情を否定することではありません。
そうなる気持ちが、どうしても出てくるのは当たり前です。
ただ、このことに囚われて延々と思い悩むのは勿体ないです。
目の前に、嫌われた現実や相手に何かがあったという現実が今、起きているわけではありません。
ただ、相手が本当に忙しいだけかもしれないし、
毎日が楽しくて充実して、目の前のことに夢中になっているのかもしれません。
とにかく起きてもいないことで心を悩ませる時間は、短いほうが良いです。
そのぶん、
「きっと今は、目の前に夢中になれることがあるんだな」
と、相手の幸せを信じることが大切です。
苦しくなったら、いつでも話を聴くよ、という安心感を与えるだけで良いのです。
誰かを幸せにしたいと強く思っているあなたへの注意点
相手の幸せを願うからと言って、
自己犠牲を払うことは、してはいけません。
自分自身が無理をして、疲弊してまで、相手のために尽くすことは、
最終的に相手のためにはなりません。
そしてそれは、本当に相手の幸せを願う行為ではないのです。
自分が相手を大切なように、相手にとってもあなたは大切な人です。
大切な人が自分のためにしんどい想いをしているのを見て、幸せな気持ちになれるでしょうか?
あなたが、
心から相手のために手を差し伸べたい。
それが自分の喜びなのだ。
そう思うなら、とことん願い続けましょう。
そして、自分自身が幸せでなければ、真に相手を幸せにすることもできないのです。
互いに辛くなって共倒れしてしまわないように、あなたは真っ直ぐに自分の軸を持ったまま、大切な人の幸せを願い、信じ続けるのです。
そうすれば、いつかきっと、その願い・気持ちが相手に届きます。
届いたとき、
きっと相手は、あなたが願い信じてくれていたという、その事実で、幸せな気持ちを手にすることができるのではないでしょうか。
今回のお話が少しでも参考になれば幸いです☺️
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