あなたには、「大切な人」はいますか?
恋人、家族、友人、恩師などなど、その人たちと、どんな時間を過ごしていますか?
訪れる「大切な人」との別れ
大切な人と突然離れてしまうことって、人生の中で
起きることがある。
一度その経験をしてしまった人は、また再び同じようなことが
起きるんじゃないかって、不安になる。
人と人との出会いは、始まりがあれば必ず終わりもある。
物事には、すべて終わりがある。
必ず、変化する。
「永遠」という言葉は存在するけれど、実際に「永遠」は無いの
かもしれない。
生涯添い遂げたい相手がいても、どちらかが先にいなくなる。
不慮の事故や、病気に遭うかもしれない可能性も、
ゼロではない。
人は、大切な人を失ったとき、得も言われぬ絶望感に陥る。
自分の心の中に組み込まれているような、自分の一部のように
なっていた人が、
いなくなる。
まるで自分の何かが欠けちゃったみたいに、
とても、痛くて、苦しい。
いくら大切な人でも、自分ではない違う個体なので、
いなくなったとしても、実際には自分の体は欠けない。
時間が経てば、その喪失感を解消してくれるのかもしれない。
それでも、そんなことは、二度と、いや、一度だって経験は
したくないものだ。
大切な人が、増えれば増えるほど、
そして、大切だと思う気持ちが強まれば強まるほど、
失いたくない気持ちは強まるものだ。
どんなふうに「大切な人と」過ごす?
それでも、日常は普通に流れて、日々の仕事や家事に追われる。
そんな中で、ずっとずっと失う不安を抱えて生きることは、
とても苦しい。
自分の人生にだって終わりがあるのに、
大切な人を失う不安に包まれて常に過ごすのは、
もったいなさすぎはしないだろうか?
今、自分のそばに大切な人は、実際にいる。存在している。
ただ、その、「今」の事実だけを見ていくことはできないだろうか。
大切な人と過ごせる幸せを存分に味わい、
存分に楽しみ、
感謝する。
大切にする。
当たり前にこの時間が存在してるのではない。私たちは、
奇跡的に出会って、奇跡的につながった。
その奇跡は、なんて幸せなことだろう。
「一緒に居られて幸せだね。」
「ありがとう」
「愛してる」
後悔しないように、いっぱいいっぱい愛を伝える。
そうやって、今という瞬間を重ねていく。
そしていつか、その関係に終わりを迎えるとき、
思い残すことの無いように、
精一杯、精一杯、愛したね、って、言えるように。
そして、消えていった大切な人への永遠の幸せを願うのだ。
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